49Mierre User Manual

使い方説明

このページは49Mierre(ver.2.0.1) OpenPoC版の操作説明ページになります。
49Mierre OpenPoC版のダウンロードがお済みでない方はこちらからダウンロードください。
実証実験(PoC)に関する相談や製品版のご購入などはこちらよりお問い合わせください。

49MierreforOpenPoC(ver.2.0.0)以前のソフトウェアをご利用中の皆様へ
古いバージョンを以下の①②のいずれかの方法でアンインストールしてから新しいバージョンのセットアップを行ってください。

古いバージョンをアンインストールする方法①
「C:\Program Files (x86)」フォルダにある「49MierreforOpenPoC」フォルダを削除し、ディスクトップのショートカットも削除してください。

古いバージョンをアンインストールする方法②
「C:\Program Files (x86)\49MierreforOpenPoC」フォルダにある「unins000」を起動してアンインストール作業を行ってください。

【目次】

準備

49Mierre OpenPoC版をダウンロードする

まずは、ダウンロードページより、49Mierre OpenPoC版のダウンロードを行ってください。 ①「49Mierre OpenPoC版ダウンロード用リンクを受信する」から登録情報を送信いただくと、ご登録のメールアドレス宛にダウンロード用のURLが自動発行されます。 ダウンロードリンクの有効期限は30分です。有効期限が切れた場合はお手数ですが再度ダウンロードフォームの入力からやり直してください。

送信されたURLにアクセスすると次のようなページに遷移します。 ②「49Mierre OpenPoC版をダウンロードする」を押すとインストーラのダウンロードが開始されます。 以上でダウンロードは完了です。 何らかの理由でダウンロードが完了できない場合、エラーメッセージが表示されます。 お手数ですが、エラーメッセージに従ってダウンロードをやり直してください。

▲ダウンロード成功時
画面左下にダウンロードファイルが表示されます(Google Chromeの場合)

▲ダウンロード失敗時
画面中央に赤くエラーメッセージが表示されます

49Mierre OpenPoC版をインストールする

ダウンロードが完了したら、インストーラを起動します。

①ダウンロードしたファイルを展開してください。

次のようなポップアップが表示された場合は②「詳細情報」をクリックしてください。

②「詳細情報」をクリックすると③「実行」ボタンが表示されるので、そちらを選択してください。 選択していただくとインストーラが起動します。

インストーラが起動したら、初期設定を行います。

デスクトップ上にショートカットを作成する場合は ④「デスクトップ上にアイコンを作成する」にチェックをいれてください。

設定が終わりましたら⑤「インストール」を開始してください。

インストールが無事に完了したら49Mierre OpenPoC版が自動で起動します。 起動しない時は、ショートカットを作成した場合はデスクトップのアイコンから、作成していない場合は「PC¥¥Windows(C:)¥¥Program Files(x86)¥¥49MierreforOpenPoC¥¥mierre_poc」から起動してください。

▲インストール中画面

▲インストール完了画面

操作説明

STEP0. ファイルの保存先を指定する

①「参照」から保存場所を選択し、検証結果等の画像を保存するためのフォルダを作成します。

②保存場所の指定が完了したら、「start」を選択し次のページへ移動してください。

・start
検査を開始します。OpenPoC版をご利用の方はこちらをクリックしてください。

・help
操作説明画面(このページ)に遷移します。

・contact
49Mierreのお問い合わせページに遷移します。

STEP1. 検査領域を設定する

検査したい領域を画像から指定します。

①検査したい画像を一枚アップロードしてください。 なお、アップロードした画像はどこにも送信されません。

②アップロードされた画像が表示されます。表示された画像から検査したい領域をトリミングします。

トリミングはドラッグ&ドロップすることで開始できます。

③検査したい領域の指定が完了したら「検査領域を設定」を押してください。
領域の指定が甘い場合や領域の指定に失敗した場合は「やり直す」ボタンを押して再度トリミングを開始してください。
トリミングが完了したら④「検査画面へ」を押して次のページに進んでください。

アップロード画像をそのまま検査したい場合はトリミング処理をせず④「検査画面へ」を押してください。

STEP2. 前処理を設定する

試行錯誤を通じて様々に前処理パラメータを操作し、製品にあった最適な検査方法を探索していきます。

①前処理パラメータの設定画面です。
②前処理のプレビュー画面です。

③前処理のパラメータ設定を行います。

前処理には「収縮」「膨張」「平滑化」「分散」「エッジ」「型押し」「正規化」「カラー処理」の8種類を用意しております。 前処理のかけ方によって検出精度が大きく変わってきますので複数回パラメータを調整し検査を繰り返すことをお勧めします。 各前処理に関する説明はこちらをご覧ください。

④チェックボックスをクリックし、スライドバーを動かすことで前処理のパラメータの調整が可能になります。 前処理のパラメータを調整すればリアルタイムでプレビュー画面が更新されます。

※注意
⑤検査時に前処理を適用するためには「登録」を押していただく必要があります。

前処理を適用せずにプレビューを終了する場合は、「登録」ボタンを押さずにチェックボックスを外してください。

⑥前処理を登録すると前処理一覧のテキストエリアに反映されます。 また、複数の前処理を設定することができます。一つの前処理では検査精度が低い場合でも、複数の前処理を組み合わせることによって検査精度が飛躍的に向上することがあります。 追加で前処理を適用する場合は、上記の「チェックボックス」と「登録」ボタンを操作して前処理を追加してください。 前処理の登録を取り消す場合は、「一つ前の前処理を消す」ボタンを押してください。

登録された前処理パラメータを保存しておきたい場合は「現在の設定情報を保存」を押してください。 本導入の際や弊社に実証実験をご依頼いただく際にご提示いただくと導入までの流れがスムーズになります。 検査時の判定精度の高い前処理パラメータは保存しておくことをお勧めします。

前処理の設定が完了したら「検査画面へ」を押してください。前処理を設定せず検査画面へ進むことも可能です。

STEP3. 検査する

検査画面です。
「1.オリジナル画像」は元画像に対して欠陥位置を表示したもの
「2.前処理画像」は前処理画像に対して欠陥位置を表示したもの
「3.検証画像」は前処理画像に対して49Mierreフィルターを適用したものです。
「4.調整画面」「5.操作画面」は49Mierreフィルターを適用する際に調節するための画面です(下記参照)。

①検査時の画質を設定します。検査対象画像の画質が高すぎると処理に時間がかかりすぎてしまう場合があるため、必要に応じて画質を抑えることを推奨いたします。

②のパラメータを操作して欠陥を検出してください。 その際、「4.調整画面」のグラフのピークが白線の左側にくるようにパラメータを調節すると欠陥が検出されやすくなります。 検出した欠陥の数は画面右上の「結果画面」部分に表示されます。

③元画像に対して、バウンディングボックス(検出枠)の色が見えにくい場合、ボックスの色を変更することができます。 また、チェックを外すことでバウンディングボックスを非表示にすることも可能です。

現在表示されている画像を保存したい場合は⑤「現在の画像を保存」を押してください。 画像はオリジナルサイズと同じ縦横幅で保存されます。

検証結果を保存したい場合は④「現在の結果を保存」を押してください。1〜5のデータが保存されます。
こちらの情報は弊社にご相談いただく際に必要な情報となります。

前処理について

STEP2. 前処理を設定する」の前処理について説明します。 ご覧になりたい前処理をクリックすることで詳細を確認することができます。(再度クリックで非表示となります。)

画像を収縮させます。パラメータの値が大きいほど収縮度合いが大きくなります。

▲収縮適用前画像(元画像)

▲収縮適用後画像(パラメータ5)

▲収縮適用後画像(パラメータ10)

画像を膨張させます。パラメータの値が大きいほど膨張度合いが大きくなります。

▲膨張適用前画像(元画像)

▲膨張適用後画像(パラメータ5)

▲膨張適用後画像(パラメータ10)

平滑化により、ノイズ除去を行います。「エッジ強度」パラメータを調整することで、エッジを残しながら画像をぼかすことができます。「ぼかし」パラメータを調整することで、全体的に画像をぼかすことができます。「フィルターサイズ」パラメータの値が大きいほど、平滑化のフィルターサイズが大きくなります。

▲平滑化適用前画像(元画像)

▲平滑化適用後画像

▲パラメータ情報

データの散らばり度合いを表現します。「分散強度」パラメータの値が大きいほど、詳細にデータの散らばり具合を表現します。「フィルターサイズ」パラメータの値が大きいほど、分散のフィルターサイズが大きくなります。

▲分散適用前画像(元画像)

▲分散適用後画像

▲パラメータ情報

エッジ(境界線)を検出します。パラメータの値が大きいほど厳しく検出します。

▲エッジ適用前画像(元画像)

▲エッジ適用後画像(パラメータ25)

▲エッジ適用後画像(パラメータ40)

エッジ強調の一つです。エッジが浮き出るような処理になっています。
パラメータの値が大きいほど画像は明るくなり、よりエッジ部分が強調して表示されます。

▲型押し適用前画像(元画像)

▲型押し適用後画像(パラメータ50)

▲型押し適用後画像(パラメータ150)

画像の色味平均を計算し、色味のばらつきを調整します。
パラメータの値が小さいほど色味のばらつきが小さくなります。
パラメータが大きすぎると画像の色味が飛んでしまうことがあります。

▲正規化適用前画像(元画像)

▲正規化適用後画像(パラメータ40)

▲正規化適用後画像_不適切例(パラメータ80)

HSVの調整によって画像中の特定の色を抜くことができます。 HSVとは色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Value)の三つの成分からなる色空間のことを指します。

色相(Hue)

色相の表示範囲を決定するパラメータです。 パラメータは0から179までの値を操作することができます。 パラメータの数値と実際の色相の対応関係については次の画像の通りです。

▲パラメータと色相の対応関係

また、色相1と色相2のパラメータを設定することで色相の抽出が可能です。

色相1<色相2の場合

二つのパラメータが次のような位置関係にある時、色相1から色相2の間の色相を抽出することができます。 例えば、青色付近を抽出する場合、「色相1を80、色相2を130」に調整します。

▲青色付近抽出画像

色相1>色相2の場合

二つのパラメータが次のような位置関係にある時、先ほどとは反対に色相1から色相2の間以外の色相を抽出することができます。 例えば、青色付近以外を抽出する場合、「色相1を130、色相2を80」に調整します。

▲青色付近以外抽出画像

彩度(Saturation)

色の鮮やかさを決定します。 パラメータは0から255までの値を操作することができます。 彩度が高ければ高いほど、より鮮やかな色合いを示します。

▲パラメータと彩度の対応関係

また、色相と同様に二つのパラメータの位置関係により、彩度を抽出することができます。

明度(value)

色の明るさを決定します。 パラメータは0から255までの値を操作することができます。 明度が高ければ高いほど、より明るい色合いを示します。

▲パラメータと明度の対応関係

また、色相と同様に二つのパラメータの位置関係により、明度を抽出することができます。

実際にカラー処理を施した例

▲カラー調整前画像(元画像)

▲カラー調整後画像

▲パラメータ情報

適切なカラー処理により、検査時に余分な背景等を抜くことができるため検査精度が向上します。

「収縮」と「膨張」の組み合わせにより、ホコリなどのノイズを消す方法をご紹介します。 OK品とNG品の双方の画像中に小さなホコリなどが写っている場合、それらが不良箇所として誤検出されてしまうことがあります。 これを防ぐために、前処理によってあらかじめそれらのノイズを除去しておく必要があります。

▲元画像

▲元画像にノイズを描画した画像

▲ノイズを赤丸でマークした画像

「膨張」→「収縮」の順番で処理をかけることでノイズを除去することができます。 まず、ノイズ描画画像に対して膨張処理をかけます。この時点でノイズを消去することに成功していますが、製品部分も膨張してしまっています。 これを元に戻すために膨張時と同じパラメータの値で収縮処理をかけます。こうすることで、元画像を復元する形でノイズのみを除去することができます。

▲元画像にノイズを描画した画像

▲膨張処理をかけた画像

▲収縮処理をかけた画像(復元)

「膨張→収縮」によるノイズ除去の他にも、これを逆転させた「収縮→膨張」の前処理も有効な場合があります。 また、膨張や収縮以外の前処理の組み合わせによって様々な学習データのクレンジングが可能となっております。 前処理の最適な組み合わせは製品依存であるため、貴社の製品に対してどのような前処理が有効か、複数のパターンを試していただくことをお勧めします。

貴社内での実証実験の実施が難しい場合、ご相談いただくことも可能です。お気軽にこちらよりお問い合わせください。

よくあるご質問

よくあるご質問をご紹介します。 質問内容をクリックすることで回答を確認することができます。

いいえ、必要ありません。
OpenPoC版のソフトウェアでは、ノウハウや機密データの持ち出しおよびSIerやAIベンダーへの実証実験(PoC)の委託は不要です。
詳しくはこちらをご参照ください。

検査精度は縁の「ある・なし」に強く依存します。 トリミング等の前処理により縁領域を削除していただくと、検査精度が向上します。

▲検査対象画像(前処理なし)

▲縁の部分が欠陥として検出されてしまい、他の検出箇所にも影響を及ぼしている

▲検査対象画像(製品部分のみをトリミング)

▲欠陥検出の精度が向上

このように、撮影時に製品部分のみを画像に収めることが難しい場合、トリミングなどの前処理で対応することが可能です。

49Mierreは以下の画像ファイル形式に対応しています。

ファイル形式 拡張子

PNG

.png/.PNG

JPEG/JPG

.jpg/.jpeg/.JPG

BMP

.bmp

TIFF

.tif/.tiff

画像の解像度に制限はありません。傷などが目視で確認できる程度の解像度であればスマートフォン等で撮影した画像でも十分に検出可能です。 ただし、解像度が高ければ高いほど(画像サイズが大きいほど)処理時間がかかります。 処理時間がかかりすぎる場合、必要に応じて画質を抑えることを推奨いたします。 詳しくは「STEP1. 写真をアップロード」をご覧ください。

一般に、次のような手順で行なっていただくと欠陥検出がうまくいきやすいです。

①まずは、以下の全てのパラメータを最小値に(バーを左端に)設定してください。

  • フィルターサイズ
  • フィルター強度
  • 閾値

②「フィルター強度」のパラメータを傷等が検出できるくらいまであげてください。

③過検出気味の場合は「閾値」のパラメータをあげてください。

④検出したい傷等が小さく表示される場合は「フィルターサイズ」のパラメータをあげてください。

お問い合わせ

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