
メンバーストーリー
どんな状況でも情熱を ― 失敗を恐れず挑戦し、一歩ずつ成長しましょう
株式会社Anamorphosis Networks
FA事業本部 研究開発部 取締役 兼 部長 佐藤 亮太(さとう りょうた)
数学を学んでいた大学時代から、塾講師やオンライン学習塾の立ち上げを経て、教育とプログラミングを結びつける道へと進んだ佐藤。学生時代の経験が現在のキャリアにどのように影響したのか、その過程や未来の展望を語ります。

学生時代:教育への情熱の芽生え
佐藤は、大学では数学の厳密な理論と向き合いながらも、実践的な活動に強い関心を持っていました。実際、学問に没頭するよりも、塾講師のアルバイトに心惹かれ、「どうすれば分かりやすく教えられるか」を常に考える日々を送りました。
「大学時代は数学科に在籍していましたが、理論だけでなく実践的なことに強い興味を持っていました。塾講師のアルバイトで、生徒に教える楽しさと難しさを実感し、教育の現場に立つ喜びを感じるようになったんです」と、佐藤は振り返ります。
また、友人と共にオンライン学習塾を立ち上げた経験は、当時としては画期的な挑戦でした。Zoomなどのツールが普及していなかった時代に、わずかな人数ながらも新しい学びの形を模索し、多くの試行錯誤を重ねました。しかし、自由奔放な学生生活の中で個人事業や遊びに熱中し、最終的には退学という決断を下すに至ります。この経験こそが、後に「実践が本当の学びである」という信念の原点となりました。

運命的な邂逅。炭谷との出会いとプログラミング教育
オンライン学習塾の運営を進める中で、佐藤は新たな分野であるプログラミング教育に出会います。そこで、ひときわ印象深い人物との出会いがありました。小学生向けのプログラミング教育に情熱を注ぐ炭谷と出会ったのです。
「炭谷とは、大学の先輩・後輩という関係ながらも、大学の中ではなく、別の団体での活動を通じて初めて知り合いました。その出会いがきっかけで、プログラミング教育のプロジェクトに参加する機会を得たんです」と佐藤は語ります。
実際にプロジェクトに携わると、数学で培った理論の知識が、実際のコードを書く現場で想定外のエラーや壁に直面することで、理論と実践の大きな隔たりを実感することとなりました。その過程で、創造力や柔軟な発想を駆使しながら問題解決に取り組む姿勢は、佐藤にとって大きな学びとなりました。

ひとりで取り組むことの限界。チームワークが成功の鍵
現在、佐藤は社内のソフトウェア開発に従事し、フロントエンドとバックエンドの設計・連携に携わっています。かつては一人で取り組んでいた時の限界を実感し、今ではチームワークこそが成功への鍵であると確信しています。
「プログラミングは個人技だけでなく、チームで協力しながら進めることが重要です。かつて一人でコードを書いていたときは、自分の力の限界を感じました。しかし、仲間とアイディアを出し合いながら作業することで、より高品質なシステムが作れると実感しています」
また、技術力の向上だけでなく、メンバー同士のコミュニケーションの質が、プロジェクトの成否を左右する重要な要素であることも痛感しており、互いの得意分野を生かしながら連携を深める職場環境を築いています。
未来への展望~教育とテクノロジーの融合を目指して
これまでの経験から得た知識と情熱を、佐藤は今後さらに広いフィールドで活かしていく決意を固めています。教育とテクノロジーを融合させることで、次世代の学びの場を提供し、より実践的な環境を整備することが目標です。
「今後は、数学やプログラミングを学ぶ人たちに向けて、実際の現場で役立つ学びの仕組みを作りたいと考えています。会社の成長のみならず、教育の現場にテクノロジーを取り入れるプロジェクトにも積極的に関わっていくつもりです」と熱い思いを語る佐藤。
さらに、各メンバーが自分の強みを最大限に発揮できる体制を整え、チーム全体で新たな価値を創造していくことに力を注いでいます。

佐藤から学生へのメッセージ
佐藤のキャリアは、順風満帆な成功物語ではありません。むしろ、失敗や挫折を乗り越え、実践を重ねる中で得た貴重な経験が、今の自分を形作っています。かつて決断を下した経験も、今では大切な糧となっているのです。
「どんな状況にあっても、自分が本当に興味を持ち情熱を注げることに挑戦してほしい。失敗を恐れず、一歩一歩実践を重ねる中で必ず成長できると信じています
現場で仲間と共に問題を解決し、教育とテクノロジーを融合させる未来に向けたビジョンは、学生の皆さんにとっても大いに刺激となるはずです。自らの挑戦を通じて新たな可能性を切り拓く佐藤とともに、未来を創る仲間として活躍してみませんか?