【卒業メンバーの声】
「実践的なAI開発の経験が自信につながった」大学院時代のアルバイトで掴んだ成長
大前さん 開発業務担当

AIの強化学習を社会で実装することに興味をもった

大前さんがアナモルフォーシスネットワークスと出会ったのは、2020年2月頃。大学院修士課程に進学する直前、卒業論文の提出後の春休み期間を活かして働き始めました。

「大学時代はプログラミングコンテストへの参加や情報処理の資格取得に取り組んでいました。しかし、実際にプログラミングを業務で使う機会はほとんどありませんでした。研究で機械学習を扱っていましたが、それが実社会でどのように活かされているかはわからなかったんです。だからこそ、実際に企業で経験を積みたいと思っていました。」

そのタイミングで研究室の先輩が紹介してくれたのが、アナモルフォーシスネットワークスでのアルバイトです。

「AIの強化学習というAIが自ら試行錯誤し最適解を導き出す技術を、社会で実装することに興味を持ったんです。」

展示会での大前さん

展示会での営業経験、何に興味を持ってもらえるのか肌で感じた

入社して最初の1ヶ月は映像検知システム『Trimmy(トリミー)』の開発を担当しました。その後、資料を作成してお客様へ技術や使い方の説明をしたり、追加機能の開発などにも携わっています。やがて、展示会に営業として参加するようになり、自分の開発した技術を企業の方々に直接説明する機会が増えました。

展示会で得た“お客様と直接向き合う経験”は、大前さんにとって大きな成長のきっかけとなりました。
「どう説明すると技術が理解されるのか、相手がどこに興味を持つのかを肌で感じることができました。」

入社1年目で「OpenPoc」プロジェクトを担当、試されるマネジメントの力

入社1年目にして、藤原さんは自社プロダクト『OpenPoc(オープンポック)』のプロジェクトマネージャーを任されました。設計からタスクの割り振り、進行管理まで幅広く担当し、チームを動かします。

「大学では自分の担当だけをやっていれば良かったですが、会社では“チームとしてどう成果を出すか”が求められます。タスクを振るだけでなく、それぞれのメンバーが力を発揮できるように設計することが難しかったです。」

プロジェクトを進める中で、「人との向き合い方」「伝え方」といったコミュニケーションの力も磨かれていきました。


「炭谷さんが考えていることを、『じゃあ、こういう形にしたらどうですか?』と全体の構想をまとめて伝えてみたら、『それでいこう。よろしく!』と任されてしまって(笑)。メンバーに構想を伝えてプロジェクトを進めていくことになりました。
印象的だったのは、バックエンド開発担当とのやりとり。互いの意見をぶつけ合いながらも相手の特性を尊重し、フィードバックを踏まえ、まとめていきました。」

さらにこの期間には、名古屋大学との共同研究にも参加。強化学習アルゴリズムの研究を通して、理論と実践の両面からスキルを磨きました。

今の仕事に活きている「チームで働く経験」

現在、大前さんは現在の職場でクラウド支援やDX推進を担当。お客様とのコミュニケーションの中で、過去の展示会での経験が大きく活かされていると話します。
「技術の話になると、どうしても専門的で難しい内容に踏み込みがちです。ただ、大切なのは“お客様にどんな価値を届けられるか”を伝えること。展示会での対話を通して、相手目線で伝える大切さを知りました。」

また、プロジェクトマネジメントの経験も、現在の業務に直結しているそうです。
「営業でも開発でも、プロジェクトを円滑に進めるためには、課題の把握や的確なサポートが欠かせません。メンバーの特性を理解してチームとして動く力は、今の仕事で本当に役立っています」

最後に、学生の方に向けたメッセージをいただきました。
「とてもフレンドリーな会社です。やりたいことを尊重してくれるし、挑戦を後押ししてくれる環境があります。アルバイト先や働く場所を迷っている学生さんには、ぜひおすすめしたいです!」

開発、エンジニア

フロントエンド・バックエンドのコーディング、UI/API開発・設計を担当。あるいは外観検査ソリューションにおけるFA開発設計を担当します。